猫好きのFXトレーダーが経済指標の読み方をメモするブログ

猫でも分かる経済指標

ただの猫好きFXトレーダー

コール市場残高とCD・現先残高も読めるのにゃ!

コール市場残高とCD・現先残高のポイント

コール市場残高は金融機関の間での資金やり取りの繁閑を示すにゃ!
コール市場量的緩和によって、取引残高が急減、市場の衰退が鮮明になっているにゃ!
☑金融自由化で増加したCD(譲歩性預金)や現先の残高は最近では大きな変化はなく推移しているにゃ!

http://www.flickr.com/photos/127041099@N08/14926642357
photo by jonathan.leung

〈趣旨〉

金融機関や証券会社などが短期間の資金の過不足を相互に円滑に融通しあうのが短期金融市場である。コール市場はその主要な取引市場で、残高の増減からは金融市場の繁閑が分かる。金融機関の資金調達手段となるCDや現先の市場の残高からも金融貴下の調達意欲が読み取れる。

〈発表機関〉

コール市場残高・CD残高  ⇒ 日本銀行金融市場局金融市場課
現先残高  ⇒ 日本証券業協会

〈発表周期〉

日時のコール市場残高は、銀行営業日の営業日に短資協会が公表。
CD残高は、日銀金融市場局金融市場課が月平均と月末の残高を翌々月に公表。
現先残高は、月末の残高を翌月に日証協が発表。

〈重要度〉

 B





コール市場残高とCD・現先残高の調べ方

コール市場残高は毎日の残高について、市場残高の総量が有担保と無担保の別で公表される。月月発表の時点では月末残高と月平均が分かるほか、月末時点での翌日物と期日物の別の残高も発表される。取り手・出し手に分けた都市銀行及び長期信用銀行地方銀行、信託銀行など業態別の平均残高も調査の対象となる。

CD残高も月平均と月末残高が発表。国内銀行、信用金庫、外国銀行、その他の4業態へ津の月末残高も同時に分かる。

現先残高は月末残高が都市銀行長期信用銀行地方銀行、信託銀行など15業態別で発表される。

コール市場残高とCD・現先残高の読み方

1. 短期金融市場の繁閑を示す指標

コール市場残高は、コール市場での資金のやりとりの量を示している。コール市場での信金のやり取り量を示している。資金需要が多いときは、一般的には多くの金融機関が資金を市場に求めるため、取引量が増え、市場資金残高も膨らむ。

逆に資金需要が少ない時には、取引が少なくなるため、残高が減少する分けである。

ただ、季節要因も残高を大きく左右する。多くの金融機関や企業が決算を迎える3月や9月期末や国債の大量発行日には、普段市場に資金を供給している出し手も資金の回収に回るため、市場残高は急減することもある。しかし、量的緩和下では、日銀が大量の資金供給を安定的に実施するため、金融機関は資金の調達を日銀の供給オペに頼ることが多く、資金需要の高まりがコール市場での取引の拡大に繋がるとは限らない。

2.短期市場の中心的役割

コール市場は短期金融市場の柱となる市場である。金融機関は最終的な資金量の調節を前日にコール市場で行うからである。ただ、量的緩和下で供給オペへの依存度が高まったことから、残高はピーク時の3分お1程度になっている。

金利水準についても、量的緩和下では短期金利水準の変更に乏しく、資金需給による金利の変動がほとんど見られなくなっている。

3.大手銀行が最大の取り手

コール市場では、都市銀行を中心とする大手銀行が最大の資金の取り手となる。信託銀行や地方銀行、系統金融機関などと間で資金のやり取りをする取引がほとんどである。最近では、外国銀行の割合も高まっている。

CD市場も発行者は多くが国内銀行で、そのうち大手銀行が多くを占めている。現先市場は証券会社が最大の売り手で、外国投資家や事業法人が主な改定になっている。これらの統計は、それぞれの業態別の資金繰りの傾向などを判断する材料になる。