猫好きのFXトレーダーが経済指標の読み方をメモするブログ

猫でも分かる経済指標

ただの猫好きFXトレーダー

企業倒産統計も読めるのにゃ!

企業倒産統計のポイント

☑企業倒産件数は景気動向を見るうえで重要な指標の一つだにゃ!
☑官庁統計には企業倒産件数を集計したものではないにゃ!
☑民間の信用調査機関2社が集計する統計が広く使われているにゃ!

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〈趣旨〉

景気が後退したり金融情勢が悪化したりすると、企業倒産は一般的に増加する傾向にある。政府の経済運営でも、新しい景気浮揚策を発動するかどうかといった判断の場面で、倒産件数の推移が勘案されることが多い。この統計を見ていくと、景気全般の流れを掴むことができる。

〈発表周期〉

月次。翌月の中旬に新聞発表。TSR情報(東京商工リサーチ)、帝国ニュース(帝国データバンク)に掲載。

〈重要度〉

 A


全産業活動指数の調べ方

全国の法人企業、個人企業で負債総額が1000万円以上の倒産企業を対象に、月別の倒産件数、負債総額、業種別倒産の状況などを集計。各調査機関とも、銀行や手形交換所、裁判所の情報を中心に調査。

全産業活動指数の読み方

1. 増減要因には注意が必要

単純に倒産件数の増減を見ただけでは、景気判断を誤る場合がある。例えば、倒産件数は負債総額が一定水準を超えたものを集計。デフレが続くと通貨価値の上昇でハードルが年々高くなり、集計対象が減る可能性がある。また、景気が悪化すると不渡りによる倒産を恐れて企業が手形取引を控えるため、銀行取引停止処分による倒産が減る傾向がある。

2. 倒産率にも注目

企業は倒産する一方で、新規設立もある。企業数そのものは年を追って増加する傾向にあるので、倒産の動向を知るうえでは全法人企業に対する倒産企業の比率、つまり倒産率をみることも重要。

3. 倒産には季節性がある

3、4、10、11、12月は倒産が増え、負債総額も大口になる傾向がある。これは、3、4月が年度結末決算期、10、11、12月が手形決済やボーナスなどで企業の資金需要が集中するため。

4. 倒産原因の分析は慎重に

倒産の原因は、放漫経営や連鎖倒産、過小資本など多岐に渡るが、民間信用調査機関の発表には、倒産原因について調査員の主観が入ることも少なくはない。企業の倒産原因を判定する場合には、こうした癖を知っておくことが必要である。